本ページではSEO対策で順位があがらないときのチェックリストとして、13個のポイントを掲載しています。
順位があがらないときはまず本ページのチェックリストを確認して対応しましょう。
新しく作ったページがあるのですが、なかなか上位表示されません…
具体的にSEO対策として何を実施したか教えてもらえる?
タイトルと見出しにキーワードは入れました。
あとは…
方向性としては間違っていないね!
SEO対策はひとつずつチェックしていけば、結果が出るからチェックリストを教えるね
Googleにインデックスされているかをチェック
まずはページがGoogleにインデックスされているか調べましょう。
インデックスとはGoogleの検索エンジンにページが登録されていることです。
インデックスされているかの調べ方について説明します。
Googleで直接調べるには「site:URL」で検索
Googleで直接調べるには「site:URL」で検索するとインデックスされているかの確認ができます。
登録等も不要でインデックスの確認ができるので、お手軽な確認方法です。
例:
調べたいページのURLが「https://www.sanzen-design.jp/price」とします。
検索窓に「site:https://www.sanzen-design.jp/price」と入力して検索をすると、インデックスされているか調べることができます。
インデックスされていない場合は下記のような検索結果が表示されます。
注意点
「site:URL」で調べるときはURLをよく確認しよう!
URLが間違っているとインデックスされていない場合の表示がされます。
インデックスされていない検索結果が出た場合はURLをもう一度確認しましょう。
もしインデックスがされていない場合は、次で説明する「Googleサーチコンソール」を使って、インデックス申請をしましょう。
Googleサーチコンソールで調べる
Googleサーチコンソール(Google Search Console)とは、Googleが提供しているGoogle検索・サイトの分析ツールです。
Googleサーチコンソールでは、インデックスの確認以外にも下記のことができます。
Google検索での各キーワードの
- 表示回数
- クリック数
- 表示ページ
- 検索順位
- 外部リンク
などの推移が確認できます。
Googleサーチコンソールでインデックスされているか調べるのは3ステップです。
※登録が完了している場合
- Googleサーチコンソールにログイン
- 左メニューにある「URL検査」をクリック
- 上部の検索窓に、確認したいURLを入力
画面が切り替わるとインデックス状況が確認できます。
「URL は Google に登録されています」と表記されていれば、インデックスされています。
インデックスされていない場合は、上記画像の「インデックス登録をリクエスト」をクリックしてください。
「公開 URL がインデックスに登録可能かどうかをテストする」という表示が別枠で表示され、「インデックス登録をリクエスト済み」に切り替わるとインデックス申請が完了です。
注意点
インデックス申請が完了しても、インデックスが完了したわけではないので注意が必要です。
より早くインデックスされるために、もしSNSやブログをやっている場合はインデックスしたいページへリンクを張りましょう。
ライバルページを分析して改善
じゃあ、次のチェックポイントを教える前にチェック方法を伝えておくね
これから伝えるチェックポイントを改善するときはライバルのページを分析しながら改善するといいよ
特に狙っているキーワードで10位以内にランクインしているページの対策を確認して、自社ページと比較して改善しよう
SEO対策はライバルページを分析して、一歩上の対策を目指そう!
SEO対策の13のチェックリスト
1.タイトル
SEO対策におけるタイトルはとても重要です。
一番重要と言っても良いくらいです。
下記の画像の赤枠の部分がタイトルです。
Webサイトを制作するときの裏側の構造では<title></title>で挟まれた箇所となります。
タイトルは検索結果ページで表示される最初の項目です。
ユーザーがページ内容を理解し、クリックするかどうかを決めるときに重要な役割を果たします。
タイトルのチェックポイント
- ページに一致しているキーワードが入っているか
→ メインのキーワードを1〜2回入れましょう。サブのキーワードがあれば、メインのキーワードより多くならないように入れましょう。
- 文字数は適切か
→ 2024年現在では60文字程度までと推奨されていますが、スマホ時など一部の検索エンジンでは表示される文字数に制限があるため30文字程度がおすすめです。
- キーワードの配置順
→ できるかぎりメインのキーワードをタイトルの左側(最初のほう)に寄せましょう。
- ユーザーの関心を惹く
→ 「格安」や「無料」などユーザーの関心を惹くキーワードを入れるとより効果的です。
- 個性を持たせる
→ だいたいどこも似てきますが、個性を出せれば更によいです。
2.ディスクリプション
ディスクリプションは検索結果ページに表示される簡潔な説明文です。
メタディスクリプションとも呼ばれることがあります。
ディスクリプションは、ユーザーがページの内容を理解し、クリックするかどうかを判断することに役立ちます。
ディスクリプションのチェックポイント
- キーワードの使用
→ ディスクリプションには狙っているキーワードを入れることが重要です。検索エンジンはディスクリプション内のキーワードを強調して表示することもあります。メインのキーワードは2~3回程度は使用しましょう。
- ページの内容が要約されているか
→ ディスクリプションはページに何が書かれているかを明確に書きましょう。クリック率を上げるためだけにページ内容と異なった内容にすることはNGです。
- 魅力のある文章か
→ ディスクリプションにユーザーの興味を惹く言葉を入れるとクリック率が上がることが期待できます。キャンペーンなどがあれば、ディスクリプションに掲載しましょう。
- 適切な文字数か
→ ディスクリプションは、約150〜160文字以内であることがおすすめです。表示される文字数に制限がある検索エンジンもあるため、できる限り前のほうに重要な内容を掲載しましょう。
3.見出しタグ:h1
h1タグはHTMLの大見出しを定義するタグです。
ページのキーワードや内容を簡潔に検索エンジンに伝える役割があります。
h1のチェックポイント
- キーワードが入っているか
→ ページで上位表示を狙っているキーワードが入っているか確認しましょう。
- h1タグが過剰に入っていないか
→ 複数のh1タグを使用すると検索エンジンに何が重要なキーワードか伝えにくくなることがあります。上位表示しているサイトでは、h1タグの数は1個のところが多く見受けられます。まれに2個以上のh1を設定しているページもありますが、まずはh1タグは1つにすることがおすすめです。
- 簡潔で分かりやすい見出しにする
→ h1はページの内容をユーザーへ簡潔に伝える役割もあります。長すぎたり複雑すぎたりする見出しは避けましょう。
- 見出しタグの構造に注意
→ h1タグは、最も上位の見出しです。h1→h2→h3→h4→h5→h6の順番に階層となるようにページを作るときに気をつけましょう。
- h1タグはページの上部に設定
→ 見出しタグの構造を考えると基本的に上部にきますが、最上部にできればベストです。
4.見出しタグ:h2~h6ページ
h2からh6までの見出しタグもSEO対策を行う上でとても重要です。
hタグを適切に使用することで、ページの構造を明確に検索エンジンへ伝えることができます。
h2~h6のチェックポイント
- 階層の構造
→ 階層構造を適切に設定することで、検索エンジンがページの内容を正確に理解しやすくなります。h1が最も重要な見出しであり、その下にh2、h3、h4などの見出しを配置しましょう。デザインのために、h2の次にh4を掲載することはNGです。
- キーワードを含める
→ 見出し内にキーワードを含めましょう。ただしすべての見出しにキーワードを含めるのは過剰になるためやめましょう。
- 見出しを見ただけで章の内容が分かるようにする
→ ユーザーの中にはページを一番下までスクロールして全体の内容を理解しようとする方もいます。見出しを見ただけで章の内容がわかるようにしておくと、「これは気になる」と見出しをきっかけにページ全体を読んでもらえるかもしれません。
5.ページの内容
検索エンジンはユーザーが役立つページを上位表示する傾向があります。
ページに掲載する内容はユーザーに役立つかを考えるのがおすすめです。
ページ内容のチェックポイント
- ページ内容の充実
→ まずはライバルが掲載していて、自社が掲載していない内容の掲載をしましょう。キーワードからユーザーの検索意図を考えて、ユーザーが知りたい情報をライバルより先に掲載しましょう。
- 独自の情報を掲載
→ ライバルが掲載している内容を網羅したうえで独自の情報が掲載できれば、SEOに有利になります。さらにユーザーに役立つ情報であればより効果的です。
- 正確な情報を掲載する
→ 正しい情報をユーザーに届けることを意識しましょう。
- 公的なデータを掲載
- 古い情報を更新
- 専門家としての位置づけを担保する免許証や許可証の掲載 など
- 読みやすさ
→ ユーザーがページを読みやすいように装飾しましょう。
- リスト形式にする
- 表を使う
- グラフを入れる
- イメージ画像を入れる
- 動画を入れる など
6.キーワード出現率
キーワードの出現率とはページで使用されている単語数の中で、上位表示したいキーワードが含まれている割合のことです。
キーワード出現率を調整することで上位表示されやすくなります。
キーワード出現率のチェックポイント
- メインキーワードの出現率
→ まずはメインで狙っているキーワードの出現率を3~5%程度に調整しましょう。もし1位のページが7%や8%なら、その少し上の%を目指しましょう。それでも10%を超えることはまずないです。また、メインキーワードはできる限りページ内の出現率で1位になるように調整してください。
- サブキーワードの出現率
→ サブキーワードの出現率はメインキーワードより少し落ちる程度に調整しましょう。出現率でいうと1~3%程度が目安となります。ライバル次第で5%くらいまではありえます。
- メインキーワードとサブキーワードを近づける
→ メインキーワードとサブキーワードはできる限り近づけて文章を書くようにしてください。
- 画像のalt属性にキーワードを埋め込む
→ 画像のalt属性にも不自然にならない程度に埋め込みましょう。
7.altの設定
altとは、画像の代替テキストを指定するためのものです。
画像が表示できない場合に、画像の代わりにaltで設定したテキストが表示されます。
alt設定のチェックポイント
- 画像にあったaltが設定されているか
→ 画像の内容にあったaltが設定されているか確認しましょう。「画像01」などで設定されている場合は、「見積依頼」など画像にあったテキストを掲載しましょう。
- altにもキーワードをできるかぎり掲載
→ altにもできるかぎりキーワードを記載するようにしましょう。「見積依頼」より「福岡のホームページ制作の見積依頼」とキーワードを追加することを意識しましょう。
8.内部リンク
内部リンクとは、自分のサイト内でのリンクのことです。
内部リンクのチェックポイント
- 関連性の高いページからリンクを受ける
→ 関連性の高いページの本文内からリンクを受けているか確認しましょう。リンクがない場合は、関連性の高いページを修正してリンクしましょう。
- 関連性の高いページへリンクする
→ 上位表示を狙っているページから関連性の高いページにリンクすることも効果的です。詳細に掲載しているページがあれば、積極的にリンクしましょう。
- リンクテキストの確認
→ リンクしているテキストにキーワードが入っているか確認しましょう。「詳しくはこちら」ではなく、「SEO対策の料金について」などキーワードを入れるように意識しましょう。画像でリンクしている場合は、alt属性にキーワードを入れましょう。
9.外部リンク
外部リンクとは自分のサイトから別のウェブサイトへのリンクのことです。
発リンクとも呼ばれます。
発リンクのチェックポイント
- リンク先の関連性
→ リンク先の内容が自分のページ内容と関連しているか確認しましょう。関連性の低いサイトへの外部リンクがあれば削除するようにしましょう。
- リンク先の信頼性
→ 信頼性が高いサイトへ外部リンクするようにしましょう。
- 政府機関のサイト
- 専門家のサイト
- 一次情報が掲載されているサイト
- リンクテキスト
→ リンク先の内容とあったテキストになっているか確認しましょう。「引用元」などではなく、サイト名やページ名を掲載するようにしましょう。
- リンクの数
→ 必要以上に外部リンクを設置するとユーザーが読みにくいと感じてしまうことがあります。まずは目安として10個以下となるように調整しましょう。
10.更新頻度
更新頻度とはどのくらいの期間でページの更新をするかのことです。
情報を最新にすることで、検索エンジンに評価されやすくなります。
更新頻度のチェックポイント
- ライバルより更新頻度をあげる
→ どのくらいの期間を目安にするかはライバル次第です。ライバルより更新頻度をあげることを目指しましょう。
- タイムスタンプ(最終更新日)を変更する
→ 記事の情報が新しいほうがユーザーに読んでもらえるはずです。「2024年/2022年/2020年」と3つのページが検索結果で並んでいた場合は直感的に2024年をクリックするはずです。タイムスタンプのみでも修正しましょう。
11.XMLサイトマップを作成
XMLサイトマップとは、検索エンジンのために各ページの情報(URL/最終更新日/更新頻度/優先度 などの情報)を掲載したファイルです。
XMLサイトマップを活用することで、検索エンジンをページに来てもらいインデックスを促すことができ、SEOに良い効果が期待できます。
XMLサイトマップ作成のチェックポイント
- noindexタグが入ったページのURLを記載していないか確認
→ Google側にサイトマップを通知する際にエラーメッセージが表示され、うまく送信することができない可能性があるためです。
- XMLサイトマップの制限を超えていないか
→ 1つのXMLサイトマップのURL記載数は50,000までで、ファイル容量は50MBです。制限を超える場合はXMLサイトマップを分割しましょう。
- 作成後にGoogleに通知しているか
→ サーチコンソールでGoogleにサイトマップの存在を通知しておきましょう。
サイトマップXMLを自動で作成する方法は2つあります。
①WordPressのプラグインで作る
→ WordPressにはXMLサイトマップを作成するプラグインがいくつかありますが、「XML Sitemaps」(旧Google XML Sitemaps)が有名です。サーチコンソールへは、一度送信しておくと更新が入る度に自動で送信してくれます。
②自動生成ツールで作る
→ 「sitemap.xml Editor」だとブラウザ上でXMLサイトマップを無料で作成できます(2024年5月現在)。自動生成ツールで作る場合は、サーチコンソールでサイトマップを都度送信する必要があります。
12.関連ページ
関連ページとは対策しているメインキーワードが同じページのことです。
「SEO対策 料金」「SEO対策 メリット」で狙っているページがあれば、この2ページは関連ページとなります。
対象のページを改善しても上位表示できない場合は、関連ページも対策できているか確認しましょう。
関連ページにも、本ページのチェックリストの項目で対策することをおすすめします。
- タイトル
- ディスクリプション
- 見出しタグ:h1
- 見出しタグ:h2~h6
- ページの内容
- キーワード出現率
- 内部リンク
- 外部リンク
- 更新頻度
- XMLサイトマップを作成
- 関連ページ
- 被リンク
関連ページがない場合は、追加することも検討しましょう。
13.被リンク
被リンクとは他のサイトから自分のページへのリンクのことです。
被リンクは検索順位を決める重要な項目です。
「良い被リンク」を受けているページは他のサイトからも評価されている良いページであると検索エンジンに判断されるからです。
自社サイトへの被リンクについてはサーチコンソールで確認ができます。
被リンクのチェックポイント
- 不自然なリンクがないか
→ スパムに該当するような不自然なリンクがないかをサーチコンソールで確認しましょう。不自然なリンクがあれば、非承認へと変更してください。
- リンクの質と量
→ できるかぎり高品質なリンクを多く集めましょう。
- ページランク、ページオーソリティが高いページからのリンク
- ドメインレーティングが高いページからのリンク
- 関連性の高いページからのリンク
- リンクテキストにメインキーワードを含んでいる
- 過去にリンクされていないドメイン
- インデックスされているページからのリンク
- nofollowでないリンク
- 自社サイトのリンク評価値をツールでチェック
→ ahrefsの「ウェブサイト “権威性 “チェッカー」で確認できます。
ワンポイント
SNSや無料ブログなどはページランクが高いサービスが多くあります。
まずは自社のSNSや無料ブログなどを作成することも効果的です。
SEO対策で順位があがらないときのチェックリストまとめ
本ページでは「SEO対策で順位があがらないときのチェックリスト」について解説しました。
要点をまとめていますので、確認してください。
ページがインデックスされているか確認
- Googleで調べるには「site:URL」で検索
URLに間違いがないか確認を。インデックスされていなければサーチコンソールへ。
- サーチコンソールで調べる
左メニューのURL検索でチェック。インデックスされていなければ登録をリクエストしよう!
ライバルページを分析して改善
狙うキーワードで10位以内に入っているライバルを徹底分析!
SEO対策13個のチェックリスト
- タイトル
キーワードを左に入れ、短めに。個性を出せるとさらに良い!
- ディスクリプション
キーワードを複数回入れながら、ページの内容を要約。
- 見出しタグ:h1
キーワードを入れながら分かりやすい文章にする。できればページ上部に1つだけ設定。
- 見出しタグ:h2~h6
順番に気をつけて!h3→h2→h5といった設定は避ける。
- ページの内容
情報の質が大事。独自情報は有利で、定期的なメンテナンスを。
- キーワード出現率
目安は5%程度だが、ライバル次第。
- altの設定
キーワードを極力入れる。1つだとそれほど効果はないけど、塵も積もれば山となる!
- 内部リンク
関連性の高いページからリンクを。リンク元のテキストにキーワードを忘れずに。
- 外部リンク
関連性の高いサイトへリンク。あまり多くは必要なし。
- 更新頻度
できる範囲でこまめに情報更新。更新の日付がわかるようにしておく。
- サイトマップXMLを作成
プラグインやツールで自動生成可能!noindexページは記載不要。
- 関連ページ
メインキーワードが同じで、サブキーワードが違うページも合わせて強化を。
- 被リンク
評価が高く、関連性も高いページからの被リンクが重要。
サンゼンデザイン サポートチームでは本チェックリストを元に、SEO対策を行っております。
SEO対策でお困りの際はお気軽にご相談ください。